「ホテル ココ・グラン上野不忍」<2010年8月18日オープン>

    2010年8月15日

    施設が完成し、15日はホテル関係者等を招いた内覧会が行なわれた。8月18日のオープンを控え、施設・設備、オペレーションの最終チェックが進められている。

    ■木本製菓㈱「ホテル ココ・グラン」支配人・木本貴丸氏

    2年前にオープンした「ホテル ココ・グラン北千住」が、楽天トラベルアワード2009の関東エリアシティ・ビジネスホテル部門の「お客様アンケート大賞」を受賞するなど、おかげさまでお客様からの高い支持を得ることができ、好調な稼動状況を続けています。
    JR上野駅から徒歩4分で不忍池を目の前に眺望できる絶好のロケーションにある「旧ふくしま会館」を取得できたことから、ココ・グランというブランドの確立と認知度向上を考え、2号店とすべく改装に着手。玄子空間デザイン研究所のアジアンリゾートのテイストで自然と調和するホテルづくりを目指しました。
    ビジネス客はもとより地方からの観光客、さらに外国からのお客様も想定し、とくに女性に喜んでいただけるホテルを追求し、備品等の細部においても当社の女性スタッフが加わり十分に検討を重ねて決定していきました。
    2階フロアには男女別の大浴場を設置していますが、当ホテルでは「空間デザインの魅力」「不忍池の眺望」「癒しのSPA施設」を3大セールスポイントにしていきます。さらに、当社グループの洋菓子部門であるドンレミーの店舗も1階に併設し、朝食にケーキを提供するなど、プラスアルファの魅力も訴求していきます。
    また、客室空間の魅力とロケーションを考えると、エステプランをはじめ多彩な企画が可能なホテルであると思います。今後、さまざまな企画にチャレンジし、お客様に、チェックインからアウトまで魅力的なストーリーを提案できる、新しいタイプのホテルを目指していく考えです。

    ■㈱玄子空間デザイン研究所代表取締役・玄子邦治氏

     駅と繁華街が至近ながら目の前は不忍池という自然が広がる、絶好のロケーションです。上質なアカデミックかつ使いやすいホテルをつくれば、上野に集まる幅広い客層を高集客できるホテルになるというのが現地で感じた第一印象でした。
     都心部ということもあり、アジアンリゾートのテイストを前面に打ち出すのではなく、その癒しのエッセンスを取り入れながら、ニューヨークスタイルや和のテイストも加えたデザインを施しています。客室は、既存建物の改装であり面積が狭いという制約もありましたが、客室内の行動を想定した什器や設備の配置、さらに高品質なクロスの使用などで、機能性とデザイン性の両立を図っています。一方、3階のヴィラ・スイートツインは、露天風呂と露天ベッドを備え、室内の浴室には岩盤浴も備える構成。しかも客室の窓からは、眼前に不忍池を見ることができる。借景も含めて都心部のホテルにはない空間を創出できたと思います。また、木本製菓のホテルは、女性の感性、視点の重視ということが特徴の1つですが、このホテルでもその考え方は十分に具現化しています。女性用の大浴室なども上質な素材とデザインで、岩盤浴を設置するとともに骨盤セラピーチェアやダイエットマシン、イオンスチーマーといった設備機器も配されています。
     ホテルに泊まるということは、単に寝る場所を得るということではありません。癒しということも本来は重要な要素です。このホテルは、眼前の不忍池という自然も含めて、自然回帰というエコロジカルな要素を提供できるホテルであり、今後、運営手法によってさまざまな可能性が広がるホテルといえます。

    no images were found

    概要

    ホテル名 ホテル ココ・グラン上野不忍
    所在地 東京都台東区上野2-12-14
    経営企業 木本製菓(株)
    設計・監理 (株)玄子空間デザイン研究所

    スケジュール

    着工年月日 2009年12月16日
    竣工予定年月日 2010年 7月中旬
    オープン予定年月日 2010年 8月18日

    ホテルのキャッチコピー

    進化する街上野を象徴する、女性に優しい次世代型ビジネスホテル

    設計・デザインのコンセプト

    ビジネス、観光、レジャーなど多種多様な需要が見込まれる上野。この街のエネルギッシュなポテンシャルを最大限に活かし、幅広い顧客層から支持を得ることを基本にしながらも、女性目線を重要視し、女性に優しい施設づくりを優先。ホテル全体としてはモダンアジアをコンセプトとし、インテリアの多様化により明確なスタイルのあるビジネスホテルを目指す。狭小客室が多いため、家具、浴室を機能的に使えるよう配慮し、顧客のストレスをなくすことに注力している。また、岩盤浴が併設された大浴場、露天風呂のある特別室などを新設し、幅広いホテルライフが楽しめる施設を目指す。

    施設概要データ

    敷地面積 363.94㎡(110.1坪)
    延床面積 2,181.03㎡(659.8坪)
    規模 地下1階地上10階建て
    客室数 58室
    施設構成 地下1階:レストラン、地上1階:フロント、ロビー、ビジネスセンター、ケーキショップ
    2階:大浴場(男性:サウナ付き/女性:岩盤浴付き)、サービスコーナー
    3~10階:客室58室(シングル44室/ツイン5室/ダブル9室)

    旧「ふくしま会館」構成

    地下1階 レストラン
    地上1階 福島物産アンテナショップ
    そば処
    2階 ふるさと福島就職情報センター、ロビー、フロント
    3階 会議室2室(定員40名、30名)
    4~10階 客室45室(シングル28室/ツイン10室/和室4室/特別室2室/身障室1室)

    施工設備等

    客室
    ベッド シモンズ
    インテリア/家具 オリバー、エアーファクトリー、他
    照明演出 玄子空間デザイン研究所
    照明器具 エアーファクトリー、他
    浴槽 イナックス、アイティーエム
    バックヤード
    コンピュータシステム アルメックス
    集中管理システム アルメックス
    監視カメラシステム アルメックス

    2010年6月23日

    内・外装とも仕上げ工事の段階。各部屋にユニットバスが取付けられ、全フロアのカーペットも設置された。

    2010年 5月25日 内・外装仕上げ工事

    内・外装とも仕上げ工事の段階。客室内は天井が設置されクロス貼の工程に入った。廊下も壁面下地ができ、3階客室の露天風呂も区画工事に入った。
    また、オープン予定日は8月18日に決定。

    2010年 4月29日

    内外装工事が進む。室内等の壁面ボードやタイルの下地施工がなされ、塔屋にはロゴサインが取付けられた。

    2010年 4月1日

    内装の解体がほぼ終了し、壁面パネルの取付や浴槽の基礎部分の工事もスタート。上層階や3階露天風呂から眺望できる不忍池の桜はまもなく満開。

    2010年 3月10日

    改装工事も本格化。外壁には足場が組まれネットが張られた。建物内部は、共用部も客室も内装の解体が進む。

    着工前

    福島県所有の宿泊施設「ふくしま会館」を、木本製菓㈱が2009年2月に取得。2008年8月に東京・北千住にオープンした、女性に優しいビジネスホテルを標榜する「ココ・グラン北千住」の2号店となる「ココ・グラン上野不忍」として7月の竣工を目指す。ちなみに、「ココ・グラン北千住」は、今年2月に、楽天トラベルアワード2009の関東エリアシティ・ビジネスホテル部門の「お客様アンケート大賞」を受賞した。